
しびれと過呼吸症候群の関係
過呼吸症候群は、過換気症候群とも呼ばれています。
人は呼吸をしないと生きていくことが出来ませんが、その大切な呼吸が乱れる事で起こる症状です。
必要以上に息を吐き出してしまったり吸ってしまったりする事で、血中にある炭酸ガス濃度が変化し、意識障害やしびれが起きてしまいます。
この過呼吸症候群ですが、特に若い女性に多い症状です。
精神的なショックが原因で起こる事が多く、普段からしびれの症状がある訳でなく、過呼吸になった時だけに起こります。
急激なストレスなどで、本人の意思に関係なく過呼吸の状態になってしまいます。
例えば、強い怒りが原因で過呼吸になったり、転んで骨折をし、その痛みとショックから突然過呼吸の状態になる事もあります。
過呼吸になった場合、すぐにしびれの症状が現れるのではなく、呼吸が正常に戻らない事で症状が進んで行きます。
もしも過呼吸になってしまったら、紙袋やビニール、もしくは自分の手を口に当て、吐き出した炭酸ガスをもう一度身体の中に取り込むようにします。
血中の炭酸ガス濃度が正常な状態になるよう、呼吸を安定させるようにしましょう。